にこ繭。(cocoonPのBlog)

はてなダイヤリーからインポートしたかつてのBlogの跡地です。

鏡音レンに"A Brand New Day"(エースコンバット6ED)を歌わせてみた

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初音ミクに続いて、鏡音リン・レンも購入。届いてすぐのころは、10年以上前に自作した曲をリンに歌わせたり、とかち声にしてみたりしてローカルで遊んでいましたが、前からエースコンバット6のED曲をボーカロイドに歌わせてみたいと思っていたのを思い出し、ちょうどよくレンがセットになっていることだしということでやってみることに。するとボーイソプラノとの相性がが意外とよく、かなりきれいに歌わせることができました。
この曲のようにボーカロイドで英語曲を打ち込む場合、ボーカロイドは子音単体を発音できないため、次の音の発音を変えて子音の代わりにします。たとえば、冒頭の The dawn a brand new day は、「ざどなぶらにゅで」とか、A ray, of warmth, around me は「あれよ(ぶ)わ(む)さみ」という感じに(括弧書きの部分はアタック0の64分音符で音の最後につける)。
そのほか、打ち込みが一通り完了したら、トラックをコピーしてGENDERパラメータをいろいろなパターンを変えて重ねることで、声に厚みとリアリティを持たせたり。
ミックスダウン時のリバーブなんかはわりとどこでも言われていますが、こういったちょっとしたスパイスについては、なかなか表に出てこないでしょうね。多分ボーカロイド職人の皆さんは試行錯誤の末いろいろ自分なりのものを見つけているのでしょうから。自分も感覚的な部分が多いのでうまく説明できる自信もありませんし。
ボーカロイドは「ただ歌わせる」のはとても簡単です。ですが、あたかも人間が歌っているかのような歌声を得るのには、実はその影には打ち込みしている人のかなりの努力があるのだ、というお話でした。

追記

mp3でくれ、というコメントを結構いただくので、ここにおいておきます。