アイドルマスター capsule「キャンディー キューティー」 美希あずさ春香

久しぶりのアイマスコラボPV新作です。割と可愛く元気に仕上がったと思いますが、いかがでしょうか。

隠しコマンドによりLive for You! でアイドルのダンスをブルーバックにできる裏技、通称「765comm@nd」については皆様すでにご存知かと思いますが、ニコニコにはそれを使って自作の背景をつけているコラボPVの力作がたくさん上がっています。
自分でもやってみたいと思ったので、今回はステージを作ってみました。大まかな手法については前作である程度学習したので、今回は応用編です。
動画の説明文にも書いていますが、やはりアイマスはアイドルを育てるゲームですから、「どこでも歌わせることができる」ことになって最初にやりたいなと思ったのは、歌番組風の自作ステージでした。それほどアイマス本来の映像とかけ離れていないものになったのではないかと思います。
実は前作より前から「キャンディーキューティー」で動画を作りたいなとは思っていて、なんとなく構想は練っていたので、それがおおむね自分の思うような形に仕上がったので満足しています。とても細かいアラを見出すとキリがないのですけれど。

今回のこのステージですが、ロゴやモニター、スピーカー、床、曲名の看板などの素材をPhotoshopやIllustratorでつくり、それをAfter Effects上で3Dレイヤーとして配置することで、ぐりぐりとまわしたりできるようになっています。

現在ある765コマンドを使用した自作ステージ動画は、たいていの場合固定カメラ（曲が始まる前にカメラをマニュアルに切り替えるとなぜかカメラアングルが固定されるバグ）を利用して撮ったダンスにステージをあわせているものが多く、どうしてもアングルが正面からばかりになって映像にダイナミックな感じが足りなかったり、斜めからのアングルに不自然さが残ったりしてしまうという欠点がありました。

そこで、自分は、あらかじめグレーバックで撮影したダンスを最前面レイヤーにおいて、そのアイドルたちの動きにあわせてステージのほうを動かしていく（実際に動かしているのはカメラレイヤーの親にしたヌルオブジェクト）手法をとりました。このやり方の場合、画角をもとのアイマスのステージとぴったり合わせない（実際問題としてぴったりあわせることは不可能）と、足元が「滑る」感じになってしまうという欠点があり、上で挙げたような固定カメラでの撮影での欠点が補える代わりに別なものを失う、というトレードオフの関係にあります。765comm@nd以前からオリジナルステージを作っているわかむらPは、この問題について「足元をなるべく写さないようなカットを使う」と言っていて、なるほどなと思いました。

そういえばPSP版アイマスの情報もいろいろ出揃ってきて、各ショップでは予約できるようになりましたが、いまだに美希をプロデュースできるのかどうか不明のままですねえ。とりあえず3本とも予約はしてあるのですけれど、どうなるんでしょうか。